よくあるご質問

マウスピース矯正は、ワイヤー矯正に比べて痛みを訴える方が少なく、あったとしても軽微な感じを受けます。

どちらの治療方法でも、調整してから数日間は痛みを感じることがあります。氷や冷水をお口に含んでいただいたり、状況によっては鎮痛剤を処方したりしますが、感じる痛みはおおむね軽度です。

部分的な改善なら数か月で終了することもありますが、平均的には以下の通りです。

• 動的治療（歯の移動）期間：2年6か月前後
• その後の保定（歯を動かないよう落ち着かせる）期間：1年～移動にかかった期間と同じ期間

これらの期間はあくまで目安であり、患者さまごとに異なりますので、治療を開始する際に個別にお伝えしています。

多くのケースで治療が可能です。当院では矯正治療の他、虫歯治療・歯周病治療・口腔外科治療・インプラント・セラミック補綴（ほてつ）治療にも対応しております。

インビザラインによるマウスピース矯正では、矯正治療と並行してこれらの治療を行える場合もございます。ただしお口の中の状態によっては、応急処置に留めておいて、矯正治療後に最終的な治療を行うこともありますので、まずはご相談ください。

はい、できます。ただし、競技のスケジュールなど、タイミングを見計らってから治療を開始したほうが良い場合もあります。

東京五輪をご覧になってお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、矯正装置を装着しながら競技をしている選手が多く見られました。スポーツのパフォーマンスと歯並びの関連については、学術的なエビデンス（論拠）が積み重ねられつつあります。

格闘技などのコンタクトスポーツをしている方がワイヤー矯正を受けるときには、競技中にぶつかっても影響がないよう、マウスガードの装着が必要となるケースも。またインビザラインなら装置を外すだけですが、パフォーマンス向上・衝撃ガードの目的で、マウスガードを装着することもあります。

装置が透明で目立たないマウスピース矯正「インビザライン」なら、他の人に気づかれず治療を行えます。

「他人に気づかれずに矯正治療を…」とのご相談は非常に多いのですが、これは日本人ならではの感覚かもしれません。

歯並びを正して健康を手に入れるという行為は、喫煙や肥満のコントロールと同様、自己管理能力が問われることである。こうした意見が、現在ではグローバルスタンダードです。あえてカラフルなブラケット（ブレース）を装着して治療をアピールする、という文化の国の方もいらっしゃいます。

仕事などに影響が出ないなら、この際マインドチェンジして、堂々と矯正治療を受けてみても良いのでは…とも思いますが、これは1つの「医師アタマ」的な意見として受け止めてください。

私たちは、患者さまのお気持ちに添った治療を心がけておりますので、気兼ねなくご相談ください。

はい、可能です。当院では、家計に影響が及ばない範囲で毎月定額のお支払いができるよう、以下のローンをご紹介しています。

• スルガ銀行のデンタルローン

ローンは、患者さまと銀行との直接契約です。患者さまの個人情報を、当院が一切お預かりせずにお支払いを完結していただけます。ご不明点などがありましたら、いつでもお申しつけください。

日本矯正歯科学会のガイドラインでは、7歳以降とされています。とはいってもケースバイケースで、慌てて治療を開始せず、時機を見て着手することも。詳しくは個々の診察後にお答えしております。

「電話中、聞こえにくいと言われた」とおっしゃる方も見られますが、問題が生じるケースは少ないようです。

とはいえ、外国語の学習などにおいては、発音・発語の際に影響が出る可能性もあるかと思います。また、管楽器・吹奏楽器を演奏する方は、治療前と感覚が違って感じられる場合もあります。プロの演奏家の方や、大学受験・資格受験など大切な機会を控えていらっしゃる方は、その旨ご相談ください。治療方法や治療開始の時機について、改めて熟考いただいてもよろしいかと思います。

「歯を抜くことは必要でもあり、不要でもある」と言えます。

しかし、歯を抜かずに歯並びが整ったとして、横から見たお顔の形がチンパンジーのように見えては大変です。逆に、歯を抜いて歯並びをキレイに整え、しかも小顔になれたものの、年齢を重ねるにつれて口元のハリが失われ、シワも増え、笑うと口元が暗く寂しい感じになってしまう可能性も。

つまり、矯正治療によって、未来は良くも悪くもできてしまいます。歯を抜くべきか・抜いてはいけないのかという点は、判断が難しいのです。だからこそ、抜歯・非抜歯については、じっくりと相談した上で決定する場合が大半です。

治療にかかる費用は、患者さまにとって悩ましい点の1つだと思います。当院の治療費に関しては、種類・料金のページに記載している通りです。

しかし、「安く・早く・キレイに」という治療は、現実的には困難だと言わざるを得ません。矯正治療は、歯を動かして噛み合わせや顔の形を変える治療であり、また呼吸をはじめ心身に大きな変化を与える治療だということを、ご理解いただきたく思います。

矯正治療は、ご自身やご家族の健康、ひいてはあらゆるチャンスへの投資になる治療です。治療費の検討はもちろん必要ですが、是非、患者さま自身が信頼できる歯科医師・医療施設かどうかという点を優先してお考えください。

これでは答えになっていないかもしれません。ですが、費用面だけを念頭に置いて右往左往し、誤った選択をされ、セカンドオピニオンで当院へお越しになる方も多くいらっしゃるため、お伝えしました。